大規模展示会 electronica/productronica China 2018

2018年03月30日

展示会, 特集

ワイヤーハーネスに関連する世界最大級の展示会

E3会場地図

electronicaとproductronicaはドイツのミュンヘンで開催されている、世界のトップメーカの最新技術と製品が勢揃いする業界屈指の専門展示会です。30年以上にわたり開催されています。この見本市の中国版がelectronica Chinaとproductronica Chinaです。電子部品・製造機器・光技術からパワーエレクトロニクス、セミコンダクター、電子基盤・回路関連分野まで、エレクトロニクスの全てを網羅する中国最大級の見本市となっています。

electronica/productronica Chinaではワイヤーハーネスの材料や加工機械、検査関連機器などのブースが多数出展されていて、ワイヤーハーネス関連の見本市では世界最大とも言われています。

2018年3月14日(水)~16日(金)に中国の上海でelectronica/productronica China 2018が開催されました。会場は上海新国际博览中心(SNIEC)です。展示会の様子をご紹介します。

上海新国际博览中心(SNIEC)の全体の広さは約30万㎡で、東京ドーム7個分ほどの大きさです。受付を済ませて、まずはワイヤーハーネスの加工機械などが出展しているE3会場を目指しました。

多数のワイヤーハーネス加工機が出展するE3会場

展示会の様子

E3会場にはシュロニガーやKomaxといった有名海外メーカとJAMやShin Meywaといったメジャーな日本メーカのブースがありました。その他、中国ローカルメーカが多数出展しています。こんなに中国メーカがあるのかと驚きです。社数が多すぎて1社ごとの違いを理解するのは大変だと思いました。
中国では世界でメジャーなメーカの製品を模倣をして製造・販売している会社が多いそうです。模倣品の更に模倣をして製造・販売している場合もあるとのこと。そうとなれば同じような機械を展示している社数が多いのも納得です。
 このような摸倣メーカは価格メリットが強い傾向があります。品質、価格、サポート体制など必要なワイヤーハーネスの製造体制に適した加工機械を選定すべきです。顧客にもよりますが、求められる製造体制のクオリティーが高いのであれば価格重視で中国ローカルメーカを選定すべきではないのでしょう。

E3会場にはナックコーポレーションが出展

瞬断検査器

先日インタビューを受けて頂いたワイヤーハーネスの検査器を製造・販売しているナックコーポレーションが出展していました。

ナックコーポレーションのインタビューはこちら

中国で需要が高く生産が追い付かないほどだという瞬断検査機のデモを見る事ができました。その他、ご配線箇所やショートが起きている箇所をLEDライトで視覚的にわかりやすく検出する検査オプションも展示されていました。

ナックコーポレーションのブースの近くでは、ナックコーポレーションの製品に似た検査器を展示する中国のローカルメーカを発見。こちらの検査器は画面や操作部分も似ています。なんとパンフレットも似ているように感じました。ワイヤーハーネスの加工機と同じようにリードメーカの製品を摸倣をする流れがあるようです。

ナックコーポレーションのブースで中国展開や展示会についてお聞きしました。

「ナックコーポレーションは、中国の展示会に1998年より毎年出展しております。21年程前から現地法人を設立し、地道に宣伝・営業活動を行ってきました。その甲斐あって、今では日系企業の中国工場から中国現地企業まで、多くのお客様が日本製であるナックコーポレーションの製品を使用しており、中国でも知名度の高いハーネス検査器メーカーとなりました。
 ナックコーポレーションのブースの特徴は、来場者の滞在時間が長い事です。
新規のお客様もご来場されますが、来場者の多くが既存顧客もしくはNACをネットなどで知っている方で、購入前の実機の確認や、運用方法やデータ作成、カスタマイズの相談などを目的にご来場される為です。ブースには現在リリースしている製品すべてを展示し、お客様の運用方法に合わせて丁寧に説明しております。」

コネクタメーカなどが出展するE6会場

E6会場

E6会場にTEやmolexといった有名海外コネクタメーカとHRSやJAEといったメジャーな日本メーカのブースがありました。その他、E3会場ど同様に中国ローカルメーカが多数出展しています。またミスミやDigi-Keyといった電子部品のネット販売をおこなっている企業も出展しているのが印象的でした。

展示会を見終わって

中国でワイヤーハーネス関連の展示会が大規模で開催されているのは、それだけ中国市場が世界中から注目されていることの表れと言えます。世界が中国市場をどのように見ているのか、今後の展示会の動向にも注目です。

会場はとにかく広いので、ワイヤーハーネスに関する展示をゆっくりと見るには1日では足りないかもしれません。情報収集でブースの方々と会話をしたり、商談をしているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。余裕を持ったスケジュールを組んでご来場ください。