業界ニュース2018年8月

2018年09月21日

業界ニュース, 特集

2018年の8月となりました。

8月はアマチュアボクシングを統括する「日本ボクシング連盟」の山根明会長が、一連の問題で会長職を辞任すると表明しました。不当な指示やパワハラなど、いろいろな問題が明るみに出てきました。最近はスポーツ界の組織上層部による不正やパワハラ問題がよく取り沙汰されいるように感じます。スポーツ界は上下関係が厳しいイメージがありますが、時代が変わってきたなーと思いました。

それでは、2018年8月の業界ニュースや記事を紹介します。

住友電工の4~6月、営業益13%増の313億円 過去最高

・国内外で電力ケーブルが伸びたほか、超硬工具も好調。

・主力の自動車用ワイヤハーネスは販売が増えたものの、次世代技術の開発費が膨らみ営業利益は5%減。

・純利益は前年同期に計上した投資有価証券の売却益がなくなり、4%減の208億円。

NOBUNAGA Labs、新線材採用の4.4mm 5極MMCXケーブル「辻が花」

・独自技術の「Symmetric Braid Matrix」により電気信号の流れを極限までスムーズ化し、低域から高域まで広い帯域の音を伝送。

・1芯あたり0.06mmの超極細な高純度無酸素銅を133本使用し導体も真円化。電気伝導性、柔軟性、耐久性が向上。

・電気抵抗の原因となる分岐部分には、ケーブルの編込みピッチを均等化するため、手作業での編み込み。

MarketReport.jp 「鉄道車両用ワイヤーハーネスの世界市場予測(~2025年)」産業調査レポートを取扱開始

・「鉄道車両用ワイヤーハーネスの世界市場予測(~2025年)」はMarketsandMarketsが発行。

・鉄道車両用ワイヤーハーネスの世界市場について調査・分析し世界市場規模、市場動向、関連企業情報などまとめた。

・MarketReport.jpでは世界各地のリサーチ会社が発行したプレミアム調査レポートを販売。

日本モレックス、最大6.0Aの電流に対応し、防水規格IP67に準拠した1.80mmピッチ防水型「Squba電線対電線用コネクター」を発表

・Squba電線対電線用コネクターは1.80mmピッチの小型サイズであり、加えて嵌合状態を保持するポジティブラッチを非常に薄い形状に設計。

・コネクターは2〜10極の製品がラインアップされており、動作温度範囲は-40〜+105°Cに対応

・センサー、照明、自動販売機、液体ディスペンサーといった実装スペースに制約のある用途に適する。

wire & Tube China 2018 – 中国ワイヤー・チューブ市場参入へのゲートウェイ

・アジアで最も重要で国際的なワイヤー、ケーブル、チューブ、パイプ業界のトレードプラットフォームの1つである次回のwire ChinaとTube Chinaが上海で9月に開催。

・wire & Tube China 2016には内外の1645企業が参加し、4万2199人の取引バイヤーが来訪。

・wire & Tube China 2018では1700以上の有名ブランドが集まると予測。

今仙電機の第1四半期営業利益は57%増

・今仙電機の第1四半期(4~6月)連結決算は売上高306億5200万円で増収増益。

・国内や中国、タイでの増産効果で自動車部品関連事業が好調に推移。

・航空機関連の受注が増加したことでワイヤーハーネス関連事業の採算がやや改善。

古河電工が送電線生産倍増 150億円投資、洋上風力にらむ

・電線国内2位の古河電気工業は、千葉県の工場で2025年度までの8年間に約150億円を投じ、電気を送るケーブルの生産能力を2倍に高める。

・洋上風力発電所向けなど海外で増えるインフラ需要を取り込む。

・エネルギーインフラ事業の売上高で25年度に、17年度比で約5割増の1500億円超をめざす。

吉野川電線、アジア開拓 台湾に市場調査拠点 曲げに強いケーブル

・電線・ケーブル製造の吉野川電線はFAロボットの可動部分に使われる断線しにくいケーブルのアジア市場を開拓へ。

・台湾に海外初拠点を開設し市場調査に乗り出す。

・工場の自動化などから国内外でニーズが高まり、特に急成長するアジアでは今後、品質の高度化が進むとみて技術面での強みを生かす。

岡野電線、産業用LANケーブル極細高屈曲を実現

・古河電気工業グループの岡野電線は業界初となる繰り返し曲げに耐えられる極細径産業用LANケーブルを開発・発売。

・古河電工と共同開発した高導電率の特殊合金線を導体に用い、UL認証を取得して現行タイプの1・5倍となる高屈曲化を達成。

・価格は10~20%程度アップするが、品質が向上し価格競争力は高い。