業界ニュース2019年3・4月

2019年05月17日

業界ニュース, 特集

2019年の4月となりました。今年は桜の開花が早くまた桜が長持ちしましたね。お花見を楽しめましたでしょうか。

3月はイチロー選手が引退を表明しました。イチローは日米ともに数々の功績を上げ、メジャーリーグでは10年連続200安打や最多安打記録の更新など離れ業の記録を樹立されました。イチロー選手の引退を惜しむ声は後を絶ちませんが、今後はどのような活動をされるのか楽しみです。

それでは、2019年3月、4月の業界ニュースや記事を紹介します。

昭和電線ケーブルシステム社長に川瀬氏

・昭和電線ケーブルシステムの新社長に川瀬幸雄が2019年4月1日付けで就任

・川瀬氏の社長就任前の役職は同社取締役兼同社電線・線材ユニット長

・田中幹男社長は、昭和電線ホールディングスの取締役社長補佐へ

タツタ電線、新本社が完成

・大阪府東大阪市の本社敷地内に、新しい本社建屋が完成し移転も完了

・4階建てで延べ床面積は4462平方メートル

・床面積1212平方メートルの体育館も併設

泉州電業—1Qも引き続き好調で2ケタ増益、民間設備投資向け電線の需要が底堅く推移

・泉州電業2019年10月期第1四半期連結決算は売上高が前年同期比4.4%、経常利益が同29.5%増の11.34億円

・銅価格の下落による影響は受けるが、民間設備投資向け電線の需要が底堅く推移、また建設需要が堅調に推移し

・提案型営業の推進、配送体制の強化、新規得意先の開拓及び既存得意先の深耕、新商品の拡販などが寄与

HIOKI、大電流も計測できる電流プローブ

・電流プローブは電流が流れている電線を挟み込み、波形観測装置に接続して電流を測る測定器

・感度を10倍に高めて近距離無線規格「ブルートゥース」で通信する時などの微弱な電流の測定も可能

・電子機器メーカーや自動車などのモーター開発、研究機関での基礎研究などでの使用を想定

正社員数の多い企業トップ500、住友電工が5位

・1位はトヨタ自動車で株式の時価総額・売上高・利益でトップの同社が、従業員数でも1位

・トップ10社の中で最も数を増やしたのは、5位の住友電気工業(4万8810人増で、25万5133人)

・足元の自動車産業の活況を受け、主力のワイヤーハーネス事業の売上が好調

銅電線出荷0.9%増 19年度見通し

・日本電線工業会は2019年度の銅電線の国内出荷量が18年度見込み比0.9%増の70万7千トンになるとの見通しで3年連続でプラス

・18年度に需要が伸びた組み電線(ワイヤハーネス)が主体の自動車向け出荷量は、自動車の国内生産台数が減る予測から0.7%減の8万4千トン

・アルミ電線の出荷量は0.7%増の2万8千トンとほぼ横ばいになる見通し

オムロン、配線が簡単なプッシュイン接続方式の制御機器群を拡大

・ばね構造の配線方式「プッシュインPlus端子台」を採用したFA用制御機器群の第5弾(温度調節器やターミナルリレー)を発売

・電線を挿し込むだけで接続できるプッシュイン方式の端子台がベースで作業負荷の低減と配線品質の向上を図る

・プッシュインPlus端子台を利用することで、制御盤の製作において省スペースと工数削減を図れる

オヤイデ電気が完成までサポート、電源ケーブル自作講習会レポート

・小柳出電気商会が主催するオヤイデ電気 自作講習会「新製品『AXIS-303』で電源ケーブルをつくろう!」が秋葉原で開催

・オヤイデブランドのケーブルやコネクター類を用いて、ケーブル作りを通して自作の楽しみと魅力を味わってもらう講習会

・参加費は1人1万円で、会場に用意された素材と工具を用いて自作を行い、完成したケーブルは持ち帰って使うことができる

OKI、多目的に使いやすい差動伝送標準ケーブル「HSDSケーブル・シリーズ」を販売開始

・産業用機器に適用されるデジタルインターフェースは、機器の仕様に合わせたカスタマイズを施されるケースが多くある

・OKI電線は顧客からの要求仕様を分析し、汎用性の高いケーブル構造を見極めて標準化を図った、高速かつ安定した伝送品質を実現

・OKI電線は「第3回 名古屋 航空・宇宙機器開発展」に出展し、本シリーズを紹介

LS電線アジア、越電線素材工場を増設

・韓国の電線大手LS電線アジアはベトナムのLS―VINAが電線素材工場を増設したと発表

・投資額は約100億ウォン(約9億8,500万円)で、生産能力を年2万7,000トンから同10万トンに3.7倍増強

・ベトナムの電線市場は、政府の電力インフラ拡充や外国人投資、建設需要の増加によって拡大が続く

日本モレックス、「CP-6.5電線対基板用コネクターシステム」に4極と6極製品を追加

・民生用および産業用の製品開発では、正しい嵌合の組み合わせを迅速かつ簡単に識別可能な相互接続システムが求められる

・「CP-6.5電線対基板用コネクターシステム」は極性キー機能と色展開によって誤嵌合を防止

・色分けにより嵌合コネクターを識別しやすく組み立てを高速化、かつ組立時の誤嵌合を防ぎ品質安全性の向上とコスト低減にも寄与

トライアンフ「ストリートツイン」など計5車種にリコール 走行中にエンジンが停止し、再始動できなくなるおそれ

・メインワイヤーハーネスとクラッチケーブルを保持するメインハーネスガイドの形状が不適切

・ハンドルを左右に切った際に当該ハーネスが引っ張られるものがあり、ハーネス内の配線が断線する恐れ

・最悪の場合、走行中にエンジンが停止し再始動できなくなるため全車両のメインハーネスガイドを対策品に交換

日本モレックス、誤嵌合および端子脱落の防止機能を備えた11A対応の電線対基板用コネクター「L1NK 396コネクターシステム」を発表

・L1NK 396コネクターシステムは電流定格11.0Aに対応した単列3.96mmピッチの電線対基板用コネクターで極数は2~6、AWG18~20の電線に対応

・リセプタクル側に装着するTPA機構は、リセプタクルに装着したワイヤーハーネスの端子部分を所定の位置に固定することで端子の脱落を防止

・本コネクターは白物家電分野、医療機器分野、工業分野などの幅広い用途に適する

昭和電線HD、「かながわSDGsパートナー」に

・神奈川県とともにSDGs(持続可能な開発目標:Sustainable Development Goals)の普及啓発にも取り組んでいく方針

・「かながわSDGsパートナー」は、神奈川県が県内に拠点を有する企業を対象に、企業・団体のSDGs推進の裾野を広げることを目的として立ち上げた制度

・登録企業は、県による対外的な広報・アピールや市町村、企業、大学などとのマッチング支援などを受けることができる