業界ニュース 2017年5月

2017年05月06日

業界ニュース, 特集

 2017年の5月となりました。今年のゴールデンウィークは1週間程の大型連休だった方も多いようでしたね。しっかりリフレッシュできましたでしょうか。

 5月は世界規模で展開されたランサムウエア攻撃が話題となりました。サイバー攻撃の影響は日本企業にも起こり、実際にワイヤーハーネス業界の企業も社内システムが使えないなどトラブルが発生しています。この被害はまだまだ発展するかもしれません。みなさん、くれぐれもご注意を。

 それでは、2017年5月の業界ニュースを紹介します。

ASTI、車載用電装品好調でPERも割安顕著

・ASTIは二輪車向けワイヤーハーネスが主力事業で、車載用電装品事業の伸びが牽引し業績が好調

・インドやベトナムなど新興国向け需要の取り込みで中期成長力が高い

・PERはわずか8倍弱、PBRも0.8倍台で株価指標面からも割安感が強い

矢崎総業、豪州裁判所から約8億円の罰金判決

・矢崎総業が自動車用ワイヤーハーネス関連製品のカルテルについて罰金判決

・オーストラリア連邦裁判所から950万豪ドル(約8億円)の罰金

・2010年2月24日にも同様の事案で検査等を受けている

SWS西日本が島根工場閉鎖、大分へ移管集約

・SWS西日本(住友電装のグループ会社)は自動車用ワイヤーハーネスの国内生産量が減少したため、島根工場を閉鎖

・島根工場の操業は9月29日に終了し、事業は大分工場に移管

・島根工場は1991年に操業を開始、2017年の3月末時点で135人を雇用していた

ヒロセ電機、自動車向けコネクターの開発期間を従来比で3分の1程度に短縮

・ヒロセ電機は数億円を投資して研究開発拠点にEMC試験室を導入

・ノイズ関連の評価試験は社外サイトに依頼していたが内製化により時間が短縮

・EMC試験室を導入とヒロセ電機が持つ解析能力の相乗効果が見られる