業界ニュース2018年9月

2018年11月09日

業界ニュース, 特集

2018年の9月となりました。

9月は台風21号が25年ぶりに非常に強い勢力で日本へ上陸し、四国・中国・近畿地方に深刻な被害をもたらしました。記録的な最大瞬間風速や高潮が発生し、車が横転したり、構造物が吹き飛ばされたりとテレビでも衝撃的な映像が放映されました。復興にも時間を要す模様です。

それでは、2018年9月の業界ニュースや記事を紹介します。

岡野電線、UL対応高屈曲極細径LANケーブルの開発に成功

・業界初となる繰り返し曲げに耐えられる細径の産業用LANケーブルを開発、2018年9月より販売

・古河電工の特殊導体を用い、UL認証取得と現行タイプの1.5倍の高屈曲化を達成

・産業用ロボット分野で、過酷な環境下で小スペースな配線に耐えられる産業用LANケーブルの要求が高まっている

電線大手のフジクラが品質不正

・フジクラは送配電用の電線や通信用ケーブルなど73品目で、検査数値の改竄など品質不正があったと発表

・2017年12月に不正を把握していたにもかかわらず、これまで公表していなかった。

・不正は子会社6社を含む計10拠点で発覚、調査中の汎用品を除く供給先は66社

トヨタ、世界で「プリウス」など3車種100万台超リコール

・電気装置(エンジンワイヤーハーネス)に不具合があるためプリウス3種を約102万台リコール

・エンジンルーム内の電気配線で保護カバーのない部分が周辺部品と干渉

・振動で配線の被覆が損傷し配線同士がショートし発熱・焼損する恐れ

組み電線製造設備の新会社 鈴木、住友電装と

・「S&Sアドバンストテクノロジーズ」を設立、資本金は8000万円で51%鈴木、49%住友電装が出資

・自動車用ワイヤーハーネスの製造設備を生産

・共同出資会社はワイヤハーネス用プレス部品を販売する「S&Sコンポーネンツ」に続き2社目

小寺電子製作所、長尺電線向け全自動両端圧着機 加工速度12%向上

・長尺ワイヤハーネス向け全自動両端圧着機キャスタグノンC551MGを改良、加工速度が12%向上

・電線の測長、切断、皮むき、端子圧着の一連の作業を同一線上で行う「インライン方式」を採用

・価格は650万円(消費税抜きで自動車業界向けを中心に初年度100台の販売を目指す

日本モレックス、白物家電の防水加工用ポッティング処理に対応した「Spot-On電線対基板用コネクターシステム」を発表

・Spot-Onは、圧着端子、リセプタクルハウジング、リテーナー、ヘッダーで構成されたSMTタイプの電線対基板用コネクターシステム

・ハウジングを高背型に設計しハウジング内へのポッティング材料の侵入を防止できる

・洗濯機など白物家電をはじめ、湯沸かし器やシャワートイレ、乾燥機などの幅広い家電用途に適す

東京特殊電線の新工場稼働、インドネを補完

・フィリピン・ラグナ州の新工場が格稼働し、昨年のインドネシア工場の類焼による同国の減産分を補う

・TTIラグナ・フィリピン(TLP)が新工場の操業

・TLPは昨年12月に300万米ドル(約3億4,000万円)増資し、新工場を立ち上げた

電線需要、22年度71万4000トン 工業会が見通し

・日本電線工業会は2022年度の電線需要見通しを前年度比3.9%増の71万4000トンと発表

・都市の再開発や耐震補強工事、2025年国際博覧会、大阪府構想の統合型リゾート(IR)関連需要に期待

・2020年東京五輪・パラリンピック後も需要増が予測される。

別所電線、タイでワイヤハーネス製造 JBICなど融資

・国際協力銀行(JBIC)は別所電線(兵庫県尼崎市)にりそな銀行と協調融資を実施、JBICの融資分は7800万円

・融資で調達した資金でタイ子会社ベッショ・ワイヤ・アセンブリのワイヤハーネスと電線の製造拠点新設

・タイに新しい製造拠点を設け、主に建設機械向けのワイヤハーネスを製造