成長性の経営分析

2017年05月17日

運営・経営

 会社が順調に成長しているかどうか、会社を経営するうえで非常に気になりますね。会社の成長性は売上高や利益の推移から計算して判断することができます。

 売上高の成長性を判断するのに代表的な指標は売上高成長率です。前年度と比較して売上がどの程度伸びているかを判断することができます。

 売上高成長率は単年度だけでなく各年度で計算すると、長年の成長の傾向がわかります。また、長年の売上高の平均的な成長を見るために売上高年平均成長率(売上高CAGR)という指標があります。CAGRは「compound average growth rate」の略です。

 例えば2001年度の売上が1億円で2015年度の売上が3億円であった場合、売上高CAGR(2001-2015)は以下のように計算されます。計算式は少し難しいですが、概要を理解するのに便利な指標です。

 また利益の成長性を判断するのに代表的な指標は経常利益成長率です。売上高と同様に前年度と比較して利益がどの程度伸びているかを判断することができます。

 利益率も売上高と同様にCAGRを計算することによって、ある期間での平均的な成長性を判断することができます。

 営業利益や当期純利益なども同じように計算して成長性を見ることが出来ます。