ワイヤーハーネスと総務の役割と仕事

2017年03月31日

運営・経営

 ワイヤーハーネスを製造している企業は中小零細企業が多く、総務専任の担当が存在していないことも珍しくありません。ここでは一般的に総務の仕事がどのようなものか整理して紹介します。

 総務の仕事は守備範囲が広く、仕事相手も社内外問わず多岐に渡り、社内のすべての人たちと仕事をします。このため、総務担当者にもっともたいせつな資質は、経歴や立場に関係なく誰とでも分け隔てなく向き合える人間性です。

 会社によっては人事労務まで担い、“人”に関わるのはもちろん“物”もすべて担当します。ボールペン、ホッチキスなどの用度品をはじめ、取引先などにおくる贈答品、什器備品から社用自動車、携帯電話、土地・建物まで、総務が管理するものは数え切れません。

 文書管理においても、議事録から契約書、各種申請書類、社員の給与や社会保険に関する手続き書類、さらに会社の定款や就業規則などの重要文書まで管理範囲は幅が広いです。実際にはそれぞれ担当を決め、分担して管理するケースがほとんどなので、すべてに精通する必要はありませんが、総務の担当領域は一通り知っておいたほうがいいでしょう。

総務仕事は一般的に以下の項目です。

・勤怠管理
・給与計算
・各種契約と契約書管理
・委託業務管理 
・固定資産、備品、消耗品などの管理
・文書の管理
・特許出願と知的財産管理
・リスクマネジメント業務
・コンプライアンス業務
・CSR(企業の社会的責任)業務
・保安、防災、情報セキュリティの整備と管理
・安全衛生管理
・環境保全業務
・受付業務
・秘書業務
・経費精算業務
・福利厚生業務
・健康管理業務
・慶弔関連の業務
・行政機関や地域との渉外業務
・広報業務
・ホームページや情報システムの管理
・行事とイベント業務

(上場している場合)
・株主総会・取締役会業務
・株の管理
・IR業務

取得しておきたい知識は、大きく分けて「業務に関する知識」と「法律についての知識」。

 総務が担う業務は、文書管理から人事労務に至るまで、すべて専門知識が必要です。非常に領域が広いので、座学で勉強するというより、担当になった際にOJT(On the Job Training)などで学んでいきます。

 その中で、必然的に法律の知識も必要になります。経営全般に関わるものでは、「会社法」「個人情報保護法」「製造物責任法」「公益通報者保護法」を筆頭に、知的財産権に関する法令など。人事労務関係では、「労働基準法」「労働安全衛生法」「育児・介護休業法」「男女雇用機会均等法」「高年齢者雇用安定法」「パートタイム労働法」「労働者派遣法」、加えて社員の給与に関する税法など。法律に関しても、すべてに精通する必要はありませんが、どんな法律が関係するかを知っておき、法令違反、ルール違反にならないか、常にアンテナを働かせておくことがたいせつです。

 総務は、縁の下の力持ちであり、会社の顔です。社外関係者の会社に対するイメージは総務の姿勢で決まります。また、表に出る部門を裏でたばねる総合力が求められます。

 総務は会社としての体裁や適正な企業活動を支える骨格をつくり管理する仕事も多く、企業の規模を拡大していくのに重要な役割を担います。総務専任の部署や担当がいないと疎かになってしまっている業務項目も多いはずです。少しずつ整備していき企業を発展させていきましょう。総務をしっかりとこなしてこそ会社はレベルアップしていきます。