業界ニュース2018年1月
2018年02月26日
2018年の1月となりました。今年の干支は戌年ですね。今年の目標はもう決まりましたでしょうか。
1月は箱根駅伝で青山学院大学が史上6校目の4連覇を達成したり、卓球で張本智和選手が史上最年少で全日本選手権の優勝を手にしたりスポーツの明るいニュースがありました。寒い日も続き、インフルエンザも流行してきましたが手洗いうがいなどで予防して元気に過ごしたいものです。
それでは、2018年1月の業界ニュースや記事を紹介します。
日本モレックス、コネクターシステム「Pico-EZmate Slim」を発表
・Pico-EZmate Slim1.2mmピッチ電線対基板用コネクターはより小型で低背な実装部品
・垂直方向の勘合でありながら嵌合高さ1.2mmとういう低背
・誤嵌合を回避する設計になっており、嵌合作業の効率化と良好な接続信頼性を実現
古河電工、「CNT電線」商用化へ
・炭素化合物からカーボンナノチューブ(CNT)を合成し、CNT使った電線の商用化に乗り出す
・CNTを使った電線を巻き線などに加工すれば、小型で軽量、かつ耐腐食性に優れた自動車用モーターの開発につながる
・CNTは銅に比べて5分の1と軽いものの、鋼鉄の20倍の強度を持つ
電線加工、日本オートマチックマシンとシュロニガージャパンが新鋭機を投入
・日本オートマチックマシンは省スペースで重量を従来機比で約20%軽量化した卓上型の半自動端子圧着機を開発
・シュロニガージャパンは電線を傷つけないレーザーを利用し、直径20ミリメートルまでのケーブルの被覆材を切除できる電線ケーブル加工装置を開発
・自動車や産業機械業界を中心とした旺盛な自動化ニーズに対応
日本モレックス、「MUO 2.5短絡コネクター」を発表
・ハーネス配線の終端部に取り付ける一般的なCE(短絡・終端用)端子の代替品
・ケーブルアセンブリーの組立時間の短縮および信頼性の向上を可能に
・CE端子使用に伴う工程への制約、手間、不具合の懸念を払拭
デンカ ベトナムでPVC製粘着テープ増強
・粘着テープは主力の自動車ワイヤーハーネス結束用の需要が伸長
・外部調達しているPVC原反の内製化とともに粘着テープを増強する計画
・生産工場は2020年頃の操業開始を計画
古河電工、アルミニウム製ワイヤハーネス接続端子の切断・圧着装置を開発
・装置は自動車用アルミニウム製ワイヤハーネスの接続端子「α端子シリーズ」用
・α端子に電線を挿入・圧着する際にかかる負荷を調べるセンサーや、α端子への電線の挿入量を検出するセンサーを搭載
・「α端子シリーズ」の精度の高い切断や圧着が可能