業界ニュース2019年1・2月
2019年03月04日
2019年の2月となりました。花粉の季節がやってきて目鼻がかゆくなってきました。
2月は厚生労働省の毎月勤労統計をめぐる不正が発覚しました。補正を行ったことや以前のデータがゆがんでいたことなどは一連の不正が発覚するまで公表されず、担当部署ぐるみで不正を隠した疑いがあるとのこと。何を信じて良いのかわからなくなってしまいますね。
それでは、2019年1月、2月の業界ニュースや記事を紹介します。
シュロニガージャパン、電線加工装置を15年ぶり刷新 新型モーター搭載
・新型モーターを搭載した同軸ケーブル用3機種を開発、従来機に比べて加工能力が15%高い
・装置に挿入されたケーブルの太さを自動で認識する機能を搭載
・大容量のデータを高速伝送するのに必要な同軸ケーブルの利用が拡大
日本オートマチックマシン、全自動両端防水シール挿入圧着機 高機能のまま小型化
・全自動両端防水シール挿入圧着機「JN10SD―2WP」を開発、従来モデルよりもコストダウンに成功
・機械本体を従来比で2割程度小型化し、省スペース
・生産能力は両端圧着で1本当たり0.9秒、防水シール挿入圧着で同1.4秒
古河電工、ベトナムに車用アルミ電線の新工場
・ベトナムで約35億円を投じ、自動車用アルミ電線の新工場を建設すると発表
・主に東南アジアに生産拠点を持つ日系自動車メーカー向けに供給力、アルミ電線の需要高まる予測
・ホーチミンに約2万平方メートルの土地を取得、約2万8000平方メートルの工場を2020年9月に稼働予定
中国人エンジニア、アップルからワイヤーハーネス機密情報を盗んだ疑い
・アップルが秘密裏に進めていた自動運転技術のプロジェクトのデータを持ち去ろうとしていた
・犯人が中国へ渡る直前に逮捕、被害を未然に防いだ
・自動運転車用のワイヤーハーネスの組立図など極秘情報を含むファイルが2000以上見つかった
1月銅電線出荷2.9%増 車・建設がけん引
・1月の銅電線出荷量(推定値)は前年同月比2.9%増の5万4500トン、2カ月ぶりにプラス
・ワイヤハーネスを中心に需要が伸びる自動車向けは9.8%増の7000トン
・銅電線の輸出は27.1%増の1800トン、アルミニウム電線の出荷量は17.1%増の2400トン
モレックス、極細電線のはんだ付けを自動化
・日本モレックスは2019年2月、最小50AWG規格の細線を自動ではんだ付けする技術「マイクロターミネーション」を発表
・極めて細い電線が複数本並んだマイクロリボンケーブルを、回路基板にはんだ付けする工程を自動化
・安定した品質と量産性を実現し、はんだ付け作業の時間やコストも削減することが可能
ライオンパワー新装置、電線加工時間4分の1
・ライオンパワーは制御盤用の電線の加工機を開発/製造している
・加工後の製品検査をする装置も付けられ、製品回収も自動化
・新機種は大手向けで価格は5000万円、オプション付きで8000~9000万円