業界ニュース2018年10月

2018年の10月となりました。

10月は「日本の台所」築地市場が役目を終え、10月11日についに豊洲市場が開場しましたね。小池百合子都知事の判断で豊洲市場への移転が2年延期されたたり、それ以前にも移転に関して約20年近く多くの問題を抱えてきたそうです。いろいろと課題はあるようですが経済活動や消費活動がより良くなればと思います。

それでは、2018年10月の業界ニュースや記事を紹介します。

ケル、5.0mm IP67対応 防水コネクタ 「FWシリーズ」新発売

・FWシリーズはケル初の防水コネクタ製品で「IP67」に対応した耐塵形

・5.0mmピッチの防水コネクタで最小クラスで狭いスペースでの使用可能

・分岐・中継タイプだけではなく極数展開や狭ピッチ対応等、防水コネクタのバリエーションを充実させていく

鈴木、通期は増収増益　売上・経常益は過去最高に

・2008年の6月期以来、売上、また経常利益ともに最高

・機械器具（自動機器）事業ではワイヤーハーネス向けの自動接圧機が本格的に量産に移行し売上に貢献

・ワイヤーハーネスへのアルミ線材の適用拡大が具体的に進行し、接圧機周辺機器となるアルミの防食が量産に移行

京セラ、30秒で結線作業と防水加工が完了、ワイヤハーネス分岐用コネクタの新製品

・京セラは車載用防水対応電線分岐コネクタ「9715シリーズ」のサンプル出荷開始

・高圧洗浄（JASO D616）や高温放置試験などをクリアし、高い防水性と信頼性を実現

・車室外のメインハーネスから電線を分岐でき、追加の電線や専用工具による作業も不要、アルミ電線対応

アエロセール 、アメリカのメキシコ州に部品製造の事業部門を創設

・アエロセール インクはメキシコ州ロズウェルに新しい事業部門「AerSale Parts Manufacturing」を設立

・アメリカ連邦航空局(FAA)から民間機、軍用機用部品の製造に関し部品製造認証(PMA)を取得

・専用施設は1万7000平方フィートあり最新のハーネス保持システムを備えたワイヤーハーネス製造ステーション

日本モレックス、豊富な色揃えと極性キー機能によって誤嵌合を防止する「CP-3.3電線対電線用コネクターシステム」を発表

・本コネクタシステムは同じ色でないと嵌合ができず、独自の極性キー機能によって誤嵌合を防止

・民生製品および産業用製品開発には嵌合ペアを迅速かつ簡単に識別できる確実な相互接続システムが必要とされる

・色分けによりコネクターを識別しやすく、組み立てを高速化でき誤嵌合を防ぐことでコスト低減に寄与

泉精器製作所／８秒でケーブル圧着　多機能工具

・泉精器製作所は主力の充電油圧式多機能工具「ＳＥＲＩＥＳ７」シリーズに新機種「Ｓ７Ｇ―Ｍ２５０Ｈ」を追加

・バッテリー開発などにより最大２５０平方ミリメートルのケーブルの圧着作業を８秒台と従来比で２倍に高速化

・圧着ダイスを自動で繰り返す機能で作業性も向上し、作業完了後に圧着の合否判定を光の表示と音で告知

日本モレックス、複数ヘッダーの連結が可能な「SLモジュラーコネクターシステム」に電線対基板用ヘッダーを追加しラインアップを拡充

・新たに追加された電線対基板用ヘッダーは、極数3~12極のストレート型と、2~25極および2~12極のライトアングル型

・ハウジングの素材に高耐熱性液晶ポリマー（LCP）を用いているため、リフロープロセスによる実装が可能

・TPA（ターミナル位置固定機構）とCPA（コネクター位置固定機構）を採用することで嵌合の信頼性向上