業界ニュース2018年6月
2018年07月17日
2018年の6月となりました。梅雨の時期となりましたが今年は例年よりも梅雨明けが早いとも言われています。
6月はアメリカのトランプ大統領と、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長による史上初の米朝首脳会談が行われました。「米朝共同声明」に署名がなされ、正恩氏が「朝鮮半島の完全な非核化」への確固とした公約に言及し、トランプ氏は北朝鮮に対する「安全の保証」を提供することを約束したようです。今後の動きが気になりますね。
それでは、2018年6月の業界ニュースや記事を紹介します。
人とくるまのテクノロジー展2018、車載イーサネットが本格導入へ、伝送速度はCANの100倍以上
・矢崎総業はワイヤハーネスに電線や光ファイバーを用いる車載イーサネットを展示
・住友電気工業はイーサスイッチECUと現在開発中の車載イーサネット用コネクターを展示
・タイコ エレクトロニクス ジャパンは10Gbpsの車載ネットワークを実現できるデータリンクシステムを展示
日本メクトロン、車載2次電池用の監視フレキモジュールを開発
・自動車のリチウム(Li)イオン2次電池の監視に向けたフレキシブル基板モジュールの開発品展示
・フレキシブル基板上に実装したヒューズで過電流を、サーミスタで発熱を検知すると電流を遮断して発火や爆発を防ぐ
・ワイヤーハーネスを使う場合に比べて省スペースで軽量
独車部品K&Sのセルビア工場が開所、ケーブル部品を生産
・独自動車部品大手のクロムベルク&シューベルト(K&S)はセルビア中部のクルシェヴァツに工場を開設
・ワイヤーハーネスなどを生産し、ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲン(VW)などに供給
・投資額は2,900万ユーロ、新工場の床面積は2万3,000平方メートル、2,500~4000人を雇用
LS電線、インドネシアに電力ケーブル合弁
・韓国のLS電線はインドネシアの複合企業アルタ・グラハ・グループ(AGグループ)と合弁会社を設立
・インドネシアの首都ジャカルタ近隣に電力ケーブル工場を建設する予定で2019年末の完工
・インドネシアは電力インフラの構築が活発で、電力ケーブル市場の規模はASEANの中でも最大
日新電機、産業用装置・部品の新工場を稼働
・日新電機はタイに産業用装置・部品の新工場を増設、ベトナムでも最新の加工設備の導入を進める計画
・日本市場で供給不足となっている金属加工部品やワイヤーハーネスなどの生産供給体制を構築
・日新電機は産業用装置・部品事業を新事業の柱とするため、積極的な設備投資を実施
富士電機機器制御、配線工数を30%削減するスプリング端子機器
・配線端子に電線を挿入するだけで配線が完了する「スプリング端子構造」を採用し、迅速に均質な配線ができる
・採用したスプリング端子は従来のねじ端子と同等の強固な電線保持力を備え、より大きな電流が流れる主回路機器へも同端子を採用可能へ
・振動や長期間使用による緩みが発生せず、ねじの緩み検査や増し締めが必要なく保全の手間も軽減