業界ニュース2017年11月

2017年12月01日

業界ニュース, 特集

 2017年の11月となりました。紅葉が美しいこの季節、山や渓谷を歩きたくなります。

 11月は大相撲の横綱日馬富士が、10月の秋巡業開催中の酒席で同じモンゴル出身の幕内貴ノ岩に暴行を加えた問題で引退するという衝撃的なニュースがありました。事件の背景にある相撲界の慣行や、関係者の思惑や人間関係の経緯などさまざまなことが報道されていますが真相はいかがなものなのでしょうか。

 それでは、2017年11月の業界ニュースや記事を紹介します。

「矢崎総業-産総研 次世代つなぐ技術 連携研究ラボ」を設立

・車載システムの高電圧・大電流化に対応した次世代高性能・高信頼性接続技術の確立を目指す

・産総研連携研究室制度を活用してオープンイノベーションの実現へ

・両者の得意分野が連携することで新規ナノ材料を活用し、未来のクルマに対応可能な高性能かつ高信頼な「つなぐ」技術の研究開発を推進

住友電工、増収増益で好調

・平成29年9月中間連結決算は、売上高が前年同期比11・2%増の1兆4592億円、営業利益は39・6%増の657億円

・自動車向けワイヤーハーネス(組み電線)の受注を競合他社から取るなどし、中国、日本の販売が増加

・ワイヤーハーネスは住友電気工業が世界1位のシェアを誇る

三菱マテリアル 別の子会社でも検査データ改ざん

・子会社の三菱電線工業と三菱伸銅の2社がゴム製品と銅製品の一部で強度などの検査データを改ざん

・三菱マテリアルで不正が行われていた子会社は3社となる

・出荷先はグループ全体で16社増えて274社に拡大

CAN信号をケーブル被覆上から観察、日置電機がプローブ

・CAN信号対応し、非接触で信号の交流成分を観測可能なプローブを開発

・車両のワイヤーハーネスの信号を観察できるプローブの技術を応用

・自動車メーカーと共同で仕様を固めてから発売