ワイヤーハーネスの調達先開拓
2017年06月26日
初めてワイヤーハーネスが必要であったり、既存の取引先以外に新規でワイヤーハーネスを製造している企業を開拓したい場合など、新規に調達先を探すにはどのようにすればよいのでしょうか。ここでは、新規調達先の開拓方法について説明します。
WEB検索による開拓
インターネットのWEB検索でワイヤーハーネスを製造している企業を検索します。2000年以前はホームページを持つ企業が非常に少なかったのですが、現在では以前よりも多くの企業がHPを持つようになりました。
検索ワードは「ワイヤーハーネス」や、「ワイヤーハーネス 調達」のように2つのワードを入れたり、「ワイヤーハーネス 関東」のように地域名を入れて検索します。また「ワイヤーハーネス 半田」など加工分野で検索するなど、希望に沿った企業が検索されるように検索ワードを工夫しましょう。
ホームページには企業の概要や特徴などが記載されていますので、その情報をもとに開拓の余地がありそうであれば連絡します。なお、HPを持っていない企業はネット上の情報が少なく、検索して情報を得ることが難しい傾向にあります。
ワイヤーハーネス加工企業総覧を用いた開拓
株式会社ユニオンメックリサーチはマーケティングレポートの発行や、受託調査・マーケティングリサーチをおこなっている企業です。同社は「全国ワイヤーハーネス加工企業総覧」を年々発行しています。
「全国ワイヤーハーネス加工企業総覧」には日本全国のワイヤーハーネスの製造を行っている企業が一覧となって記載されています。総覧には会社名、所在地、連絡先、代表者明、設立年月日、資本金、従業員数、大手などの系列情報、ワイヤーハーネスを含むそれ以外の事業内容、事業や業種の構成、売上高、主要仕入先、主要納入先、機械設備など様々な情報が記載されています。これらの本総覧の情報をもとに、新規開拓先の候補を選定することができます。
2017年現在の最新版は2012年版で価格は95,000円です。高価な資料ですが、本資料は国立国会図書館にて無料で閲覧することができます。また有料となりますが国立国会図書館にてコピーすることも可能です。国立国会図書館の利用方法はホームページに詳しく記載されていますので、そちらを参照ください。
なお、本総覧に記載されていない企業も日本各地に存在します。規模が小さい企業が掲載されていない傾向にあります。
紹介による開拓
関連がある企業の知り合いからワイヤーハーネスを製造している企業を紹介してもらいます。関連がある企業とは、例えば自社グループや系列の企業、ワイヤーハーネスなどの電子系部品を使用しているメーカ、電子部品の仕入先などが挙げられます。
紹介の場合は取引ついての評判を事前に確認できるという大きなメリットがあります。特にワイヤーハーネスを仕入れている企業から紹介してもらえる場合は、実際に取引をしているので生の評判を聞くことが出来ます。
ワイヤーハーネスの大学でも企業の紹介やワイヤーハーネスの見積依頼は可能です。老舗企業とのネットワークを駆使して対応致しますので問い合わせください。