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ワイヤーハーネスの製造工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの製造工程は大きく工程順に分けて以下のように分類することができます。各工程の作業を通して図面の仕様通りに部材を加工し、顧客要求を満たしたワイヤーハーネスを顧客に供給します。 1: 電線切断 2: シース剥き 3: 介在物・シールド処理 4: 銘板作成 5: チューブ等挿入 6: 被覆剥き 7: 半田 8: 圧着 9: 融着 10: 圧接 11: 組立外装加工 12: その他特殊加...

ワイヤーハーネスの構成部品

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの主な構成部品は電線・ケーブル、端子、コネクタ、外装品です。各種の部品は用途や機能により、非常に多くの分類や種類がありますが本編では主要4部品の概要を説明します。 ・電線・ケーブル 電線・ケーブルは電力と電気信号を伝達するワイヤーハーネスの重要な構成部品です。 電線は電気を伝導する部品で、導体を絶縁体である保護被膜が覆っている構造をしています。導体には主に銅を使用しますが、軽量化...

ワイヤーハーネスの半田工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの加工における半田工程は電線の芯線をコネクタ、ピン、基盤に半田結線する工程です。被覆剥き工程の後工程となります。半田は錫に鉛、銀、亜鉛、銅などの金属を配合した合金で通電性があり200℃前後の温度で融解して液体状に変化し常温で個体に戻ります。この性質を利用して金属同士、金属と金属以外の素材を接合する作業に幅広く使用されています。ワイヤーハーネスの加工では半田は芯線とコネクタ、ピン、...

ワイヤーハーネス業界と市場シェア

特集

 ワイヤーハーネスの用途は非常に幅広く自動車、電車、航空機、FA機器、家電、OA機器、医療、通信、遊具など様々な機械機器の構成部品として生産されています。用途が広く複数の業界にわたって使用されているため、ワイヤーハーネス全体の市場規模や各社のシェアは把握するのが困難です。しかし、その中でも世界経済全体に大きな影響を及ぼす巨大産業である自動車産業用のワイヤーハーネスに関しては市場シェアが整理されてい...

ワイヤーハーネスの圧着工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの加工における圧着工程は電線の芯線を圧着端子に結線する工程です。被覆剥き工程の後工程となります。圧着工程では圧着端子と芯線の接続部分に物理的な圧力を加え圧着端子を成形し、芯線と圧着端子を密着させて物理的・電気的に接続します。芯線と端子部は圧着により圧力を加えることによって合金化し安定します。圧着端子の形状は多数あり、圧着に用いる工具は圧着端子に合った形状の専用工具が必要です。よっ...

ワイヤーハーネスのシース剥き工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの加工においてシース剥き工程は、電線切断工程の次の工程です。シースとは導体に絶縁を施した複数の絶縁電線の外側に包むように施された保護外被覆のことです。シースが無い単体の電線を加工する場合には、この工程は必要ありません。  シース剥き工程は測長、歯入れ、剥き作業に分類されます。まず不要なシース部の長さを測長し、次にカッターの歯をシース部に当ててシース部分のみを切断します。この歯入れ...

ワイヤーハーネスの融着工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの加工における融着工程はフラットケーブルではない多芯線ケーブルを圧接するための準備工程で、圧接工程の前工程となります。融着工程は多芯ケーブルを融着テープ上にフラットかつ等間隔に配置し、加熱により固定する工程で多芯線ケーブルの電線を圧接作業が出来る状態に加工します。  融着工程は固定、線並べ、融着、切断作業に分類されます。まず専用治具に加工するケーブルのシース端部を固定します。次に...

受注形態に関する各社の違い

調達・見積

 ワイヤーハーネスは様々な機械に使用されるため、経済成長期に需要が非常に伸びました。そのため、大手企業や系列のメーカでワイヤーハーネスを製造する作業が追い付かず、製造を外注したり内職で賄ったりしてきた歴史があり、下請け色が強い傾向があります。  何か製品を企業から調達する場合、入手したい製品を注文して製品を調達するのが一般的ですが、ワイヤーハーネスの製造では下請けの歴史からいくつかの受注形態があり...

ワイヤーハーネスの被覆剥き工程

加工・検査・技術

 ワイヤーハーネスの加工における被覆剥き工程は、圧着・半田工程の前工程です。後工程で電線内部の芯線と呼ばれる導体部分を圧着・半田によってコネクタや端子に接続させます。そのため圧着・半田工程の前に芯線周りの被覆部分を剥き取り芯線を露出させる必要があります。被覆剥き工程では必要な長さの被覆を電線から剥き取ります。  被覆剥き工程はシース剥き工程と類似し測長、歯入れ、剥き作業に分類されます。まず剥き取る...

取引先調査票

調達・見積

 ワイヤーハーネスの調達先を評価するときにその企業の信頼性を評価する必要があります。企業の信頼性を評価するには会社案内、ホームページ、帝国データバンクが提供しているような企業情報データベースなどを活用しますが、自社で作成した取引先調査表に必要事項を記入してもらい評価する方法もあります。  ここでは取引先調査表についてご紹介します。取引先調査表は実態調査表、サプライヤー調査書など様々なネーミングが付...