業界ニュース2020年3・4月
2020年04月28日
2020年の4月となりました。新型コロナウイルスの感染者数が世界的に増加し、日本でも緊急事態宣言が出されました。ワイヤーハーネス業界にも、影響が出ています。
新型コロナウイルスの感染者数は4月末で300万人を超え、死者数は20万人に達しました。日本でも感染者数は1万人を突破し、志村けんさんや岡江久美子さんなど芸能人や有名な方が亡くなられました。新型コロナウィルスは感染力が強く、影響は世界的に長期化してしまうかもしれません。
それでは、2020年3月、4月の業界ニュースや記事を紹介します。
日本モレックス、電線対基板用コネクター「Micro-Lock Plus」のポッティング処理対応製品に2列タイプの1.25mmピッチ垂直ヘッダーを追加
・業界最小クラスの電線対基板用コネクター「Micro-Lock Plus 1.25mmピッチ垂直ヘッダー(ポッティング対応)」に2列品を追加
・Micro-Lock Plusは、コンパクト設計でありながら高い接続信頼性を提供する電線対基板用コネクターシステム
・接点部分の端子はノイズや途切れのない信号を実現すると共に、端子の耐久性と信頼性向上
韓国完成車5社の2月販売 11%減=新型コロナ影響
・現代自動車、起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜自動車の5社による国内・海外販売台数は前年同月比11.0%減少
・現代は自動車用組み電線(ワイヤーハーネス)の在庫不足によりほとんどの工場が約1週間停止したため、国内工場の生産損失が約8万台に上った
・完成車業界は新型コロナウイルスの影響が長期化する事態を懸念
古河電工産業電線 アルミCV体験スペース
・古河電工産業電線は平塚工場に高機能型低圧アルミ導体CVケーブルの施工を体験できるスペースを新設
・4月からはアルミCVケーブルの端子の接続方法を学ぶことができる技能訓練センターを開設
・省施工性と安全性の向上をピーアールし、さらなる拡販を図る方針
日本モレックス、水・泡・塵埃の侵入を防ぐ電線対電線用パネルマウントタイプ「Mini-Fit Sigmaシールドパワーコネクター」を発表
・Mini-Fit Sigmaシールドパワーコネクターは、プラグハウジングの背面にゴム製のシールドキャップを取り付け
・嵌合部を水・泡・塵埃の侵入から保護が可能な4.20mmピッチの電線対電線用パネルマウントタイプのコネクター
・端子は既存のMini-Fit TPA2端子を適用しており、16~24 AWGに対応
京写は子会社の京写ベトナムに対し、エヌビーシーより資本参加を受けることを決定
・京写は京写ベトナムに対し、エヌビーシーより資本参加を受けることを決定し、ベトナム事業において資本業務提携を行うことを合意
・ベトナムにおける自動車関連向け製品の拡販、顧客満足度の向上を目指し、協力関係を強化
・エヌビーシーは、京写ベトナムに100万ドル出資することで、出資割合6.7%へ
【古河電工ら】「らくらくアルミケーブル」端末施工講習会を開始 座学と実技の2部構成で利用促進
・講習は施工に当たる技能者が同製品の正しい知識を持ち、適切な端末処理の技能を修得するためのサポートプログラムで、座学と実技の2部構成
・座学では、「専用端子の必要性」「電食対策」「酸化被膜の除去」などアルミ導線接続の際に知っておくべき知識を解説
・実技では、アルミ導体専用端子の組み立て手順と注意事項を説明し、その後受講者自身で実際に端末処理を実施
住友電工、脱ハーネス依存 「モーター用、年産3倍に」
・住友電気工業は主力の自動車用ワイヤハーネスに並ぶ中核事業の育成を急いでいる
・自動車生産は新型コロナウイルスの影響もあり暗雲が漂う
・車載電池向けリード線を含め、電動車で活路を見いだす
手作業と比べ作業時間を約85%短縮、制御盤製造向け全自動電線加工機
・Rittal(リタール)は制御盤製造向け全自動電線加工機「WTワイヤターミナル」を発表
・切断、印字、被覆剥き、圧着作業を1台で担い、1本当たり15秒と高速加工が可能
・加工後の電線は設計データの配線順序通りに自動で仕分け収納、後工程の配線作業も簡素化
明興双葉、電線導体の生産効率化へIoT技術を積極活用
・明興双葉(電線導体やワイヤハーネス事業)は電線導体工場での生産効率化や投資判断の精度向上などにIoT技術を積極活用
・デバイスはグループ会社で製作するんなど極めて低コストでIoT技術を導入
・確認作業の負担を軽減、設備の予防保全を強化、増強投資や人員シフト編成に関わる判断精度の向上などに寄与