業界ニュース2018年5月

2018年06月18日

業界ニュース, 特集

 2018年の5月となりました。だいぶ暖かくなり衣替えをしようとしていたら少し寒い日もあり、服装に困ります。

 5月はアメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、日本大学の選手が関西学院大学のクオーターバックに危険なタックルをして負傷させるという信じがたい事件がありました。関東学生連盟が内田正人前監督と井上奨元コーチを除名とするなどの処分を発表し、日大フェニックスは今年度シーズン終了までの出場資格停止という処分になりましたね。今後の動向が気になります。

 それでは、2018年5月の業界ニュースや記事を紹介します。

日本モレックス、「Pico-Clasp」に金メッキ仕様のヘッダー製品を追加

・信頼性と耐久性をより向上させるべく、金メッキ仕様のヘッダーバリエーションを追加

・Pico-Claspはロック機構を備えたコネクターの中でピッチ幅1.00mmと業界最小クラスの電線対基板用コネクターシステム

・使用温度範囲が-40度C~105度Cと広範囲で多様な用途に対応でき、設計の簡略化および省スペース化を実現

OKI、最長40mの伝送を可能にした「高機能USB3 Visionアクティブ光ケーブル」を発売

・業界トップクラスの細さを実現しながら伝送距離を従来品の2倍となる最長40mまで拡張

・医療用画像診断装置や自動運転車など高度の信頼性が要求される先進分野での用途展開を目指す

・EFT/B試験レベル4(JIS C61000-4.4 印可電圧2kV)の基準を満たす耐ノイズ性能を強化

昭和電線HD、経営順調で新ビジョン

・昭和電線ホールディングスは創立90周年を迎える2026年度までに目指す経営ビジョンと22年度まで5年間の中期経営計画を発表

・売上高目標は22年度、26年度ともに17年度比16%増の1950億円

・18年度の純利益目標を16年度に前倒し達成し経営が順調

古河電工、アルミ導体CVケーブル発売

・導体にアルミニウムを採用した高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくケーブル」と、専用端子、端子台、専用工具からなる「らくらくケーブルシステム」を開発

・販売は同社グループの古河エレコム、製造は古河電工産業電線

・アルミケーブルの普及を図り、それに応じた生産体制も整備する計画

タイコエレクトロニクスとアダマンド並木精密宝石、世界初「車載10Gb/sデータリンクシステム」基幹技術を開発

・光ファイバーを利用した世界初の「車載10Gb/sデータリンクシステム」を開発

・自動車産業は従来の銅線ベースのハーネスから、車載イーサネットへの移行を急速に進めている

・開発した「車載10Gb/sデータリンクシステム」はすでに規格化されている

日立金属、FA・ロボット用電線 生産設備に30億円投資

・投資対象拠点は茨城テクノス(茨城県)と日立電線(蘇州)、Hitachi Cable Vietnam

・生産性の高い伸線機や撚線(よりせん)機、押し出し機などを導入し、IoTも活用

・FAの進展とIoTの普及に伴い、世界的に工作機械や産業用ロボットの需要が急増

昭和電線HD、次期社長に長谷川氏

・長谷川隆代取締役(58)が社長に昇格、初めての女性社長が誕生

・筆頭株主である中国の富通集団有限公司の董事胡国強氏が社外取締役に就任

・新規事業の立ち上げや中国の合弁パートナーとの関係強化を含む海外事業の新展開、および成長戦略を推進

平河ヒューテックがフィリピンにケーブル生産拠点構築

・世界的にケーブル市場、特殊チューブ市場、各種ワイヤリングハーネス市場は拡大するものと期待

・需要拡大に対応するグループ生産能力の増強・最適化、グローバルな市場への対応能力の向上を目的としてフィリピンに生産拠点を新設

・総投資額が約50億円で操業は、2021年を予定

古河電工、アルミ導体CVケーブル発売

・導体にアルミニウムを採用した高機能型低圧アルミ導体CVケーブル「らくらくケーブル」を開発

・専用端子、端子台、専用工具からなる「らくらくケーブルシステム」も開発

・製造を行う古河電工産業電線の平塚工場では、最大で4~5億円程度を投じて伸線機や撚線機を導入し、2019年度の稼働を視野に準備を進める

住友電工が中期計画 「ワイヤハーネス」頼みから脱却

・送電ケーブルなど他事業を伸ばし、自動車事業が占める割合を56%から45%まで引き下げる

・長期でみるとカーシェアなどの普及で自動車生産台数は減る可能性があり収益の多様化を図る

・自動車以外の稼ぎ頭をつくりながら、自動車の次世代技術の仕込みを進める