業界ニュース2019年9・10月

2019年11月07日

業界ニュース

2019年の10月となりました。今年は梅雨が長く、台風や大雨もあり暑い日が少ないような感触がありますね。

10月は天皇陛下が即位を国内外に宣明される「即位礼正殿(せいでん)の儀」がおこなわれましたね。改めて平成から令和に変わったのだと実感しました。また台風19号が猛威をふるい記録的な大雨、暴風、被害をもたらしました。みなさんの会社は大丈夫でしたでしょうか?

それでは、2019年9月、10月の業界ニュースや記事を紹介します。

日本モレックス、電線対電線用コネクターシステム「3.60mmピッチSquba防水型コネクター」を発表

・IP67規格に準拠する防水性と防塵性を兼ね備え、最大14.0Aの電流に対応

・極数は2から4極、圧着端子はAWG16から20の電線サイズに対応

・湿気やほこりに対する耐久性が求められる用途に適す

少ない投資でPush-in式への切替が可能に!ツールレンタルサービス

・IDECはフェルールを圧着するための各種専用ツールのレンタルサービスを開始

・初期投資を押さえながらプッシュイン接続方式を導入へ

・設備投資の負担を軽減するため業界に先駆けたサービス

韓国LS電線、売上高が過去最大記録

・韓国の電線大手、LS電線アジアが上半期(1~6月)としては過去最大の売上高を計上

・2021年までに売上高1兆ウォン(約900億4,640万円)の達成を目指す

・1~6月は売上高が前年同期比25%増の2,573億ウォン、営業利益40%増

藤電機工業がベトナム進出、ハナム省の日系企業専用工業団地に工場開設

・藤電機工業(兵庫県)電装品・民生品用ワイヤーハーネスの開発・製造および電装品スイッチの製造・電気溶接加工を手掛ける

・北部紅河デルタ地方ハナム省の第3ドンバン工業団地に藤電機工業ベトナム工場を開設

・工場の敷地面積は1万1490m2、建物面積は3837.17m2

ワイヤーハーネス生産の16年間(ルーマニア)、矢崎ルーマニアの元プラントアドバイザー・西川氏に聞く

・矢崎グループとしては今後、欧州内新興国への横展開は積極的に行わない方針

・新規投資があるとすれば、欧州ではなく北アフリカ(モロッコ、チュニジア、アルジェリアなど)

・賃金の高い西欧諸国への労働力流出を背景に人材確保を困難にする低失業率や最低賃金上昇続く

昭和電線ホールディングス、「グループCSR報告書2019」を発刊

・昭和電線ホールディングスはCSR活動報告および今後の取り組みを「昭和電線グループ CSR 報告書 2019」として発刊

・省エネルギーや廃棄物の排出量削減への取り組みなどを実施

・働き方改革での新たな取り組み内容や、健康経営宣言の策定と健康作りの支援施策などを紹介

昭和電線と古河電工 販売統合の契約締結

・2020年4月1日付で共同出資会社の営業を始め、国内の人口減少など中長期的な電線需要の縮小に備え業務効率化へ

・新会社の名称はSFCCで、昭和電線HDが60%古河電工が40%を出資

・人手不足による物流費の高騰も課題で、汎用電線製品のブランドを統一し物流や製造拠点の効率化へ

日本モレックス、電線対基板用コネクターシステム「Micro-Lock Plus」にポッティング処理に対応した1.25mmピッチ垂直ヘッダーを追加

・ポッティング処理対応の電線対基板用コネクターとして、業界最小クラス

・堅牢な金属はんだタブにより安定した基板保持力を確保

・1.25mmピッチ垂直ヘッダーは電動工具、ロボット、ドローン、自動販売機、冷蔵庫、エアコンといったさまざまなアプリケーションに対応

ドメイン制御がいよいよクルマに入ってくる

・クルマのECU(電子制御ユニット)は年々増加傾向にあり、ワイヤーハーネスも総延長が長く重くなってきている

・ECUを増やさず機能を増やすための新しい手段の1つが「ドメイン」という考え方

・ドメイン1個がECUを数個束ね、制御にはハードウエアとソフトウエアが必要

OKI、東京大学木曽観測所「トモエゴゼン」へフレキシブル基板(FPC)納入

・新観測装置「トモエゴゼン」は世界初の天文用広視野動画カメラと人工知能ソフトウェア群からなる観測統合システム

・超高感度CMOSセンサーには脱着可能な接続構造を持ちつつ狭小スペースで折り曲げ可能な配線材が必要でFPCを選択

・OKI電線は今後も宇宙航空分野をはじめ様々なニーズに対応した商品開発に積極的に取り組む

図研が大幅反発、国内大手証券が新規「バイ」でカバレッジを開始

・三菱UFJモルガン・スタンレー証券が10月24日付で図研の投資判断を「バイ」とし株価大反発

・自動車関連業界のCASE対応など製造業の電装化進展によりPCB、ワイヤーハーネス設計用CADソフトの需要が拡大傾向

・図研はワイヤーハーネス設計用CADソフトの新製品の貢献などで過去最高益更新が継続すると見込まれる