2017年05月01日
運営・経営
会計経営財務財務会計貸借対照表
貸借対照表B/Sは貸方に借金(資金の調達方法)、借方に資産(資金の運用方法)を記入するルールです。このうち、資金の運用結果である借方の項目を「資産」といいます。部品や商品の他、定期預金なども資産運用の一種ですから「資産」となります。 一方、資金の調達方法を示す貸方項目では、借入金のように資金の調達手段のうち返済・支払義務のある項目を「負債」といいます。貸借対照表の貸方項目は、負債のみではあり……
会計売上原価損益計算書経営財務財務会計
売上高から売上原価を差し引くと売上総利益(粗利)が計算できます。ここでは売上原価についてみていきましょう。 売上は本業による収益ですが、売上原価は、売上に直接対応する費用を意味します。部品の仕入や製作費用がこれに該当しますが、ここでポイントとなるのは売上原価は売上に”直接”対応するということです。 説明を簡素にするため、商品を仕入れて販売しているケースで考えてみます。100個の商……
キャッシュフロー会計経営財務財務会計返済と利息とお金
資金調達を融資によって行っている場合、利息の支払いが生じます。支払利息は、営業外費用の中で代表的な勘定項目で、借入金の多い企業では財務面に大きな影響を与えます。 利息は借入れを完済するまでずっと支払っていかなければなりません。利息は発生するたびに損益計算書に営業外費用として計上されていき、利益に影響していきます。 一方、借入れを返済した場合はどうでしょうか?100万円を返済した場……
キャッシュフロー会計利益と税金とお金経営財務財務会計
ワイヤーハーネスの製造を1年間おこなってきて年間でどれくらい利益が出たのか、企業としての年間成績のようなものですから非常に気になるところですね。 まず気になるのが営業利益です。部品や設備を購入し、人件費を掛けて、ワイヤーハーネスを出荷した結果、得られる利益となります。本業でどれだけ利益を出せたのか、一年の運営の苦労や改善の結果が表れてきます。 借入れがある場合は利息の支払として営……
交際費会計損益計算書経営財務財務会計運営・経営
交際費はその名前から費用の内容がわかりやすい項目と感じることでしょう。得意先を接待した場合の飲食代金や、取引先に贈り物をしたときの代金などが交際費となります。 交際費は、販管費の一項目となります。ここで、次のように思うかもしれません。「法人税などの税金は、利益が少なければ少なくてすむ。公差遺品をどんどん使えば、販管費が大きくなって、利益が小さくなる。そうすれば、節税できるのではないか?」 ……
キャッシュフロー会計減価償却費経営財務財務会計
販管費の主要な項目の1つに、「減価償却費」があります。これは、どこの会社でも計上されているものです。 ここで例を考えてみましょう。奮発して高級車を600万円で買ったとします。そして快適なドライブを5年間楽しんだのちに、別の車に買い替えることにしました。ところがこの車、買い替えの時には100万円でしか売れませんでした。なぜでしょう? 当然、車を乗り回し、時間が経つにつれて劣化したから……
2017年04月26日
会計損益計算書経営財務財務会計
損益計算書P/Lは儲けを示す財務諸表ですが、儲けはどのように表されるのでしょうか。ワイヤーハーネスを製造販売する場合、ワイヤーハーネスを売れば、お金が入ってきます。これが「売上」となります。この「売上」のように会社にとってプラス要因を「収益」といいます。 しかし、収益がそのまま会社の儲けになるわけではありません。ワイヤーハーネスを製造販売するためには部品の仕入、作業者への給料の支払などが……
会計経営財務財務会計
企業活動には株主、金融機関、債権者、税務署、取引先、仕入先など様々な企業、機関や個人が関係しており、これらの関係者をステークスホルダーと呼びます。 ステークスホルダーに対して、企業活動の成果を財務諸表として報告することを目的とした会計を財務会計と言います。もちろん経営者や社員といった企業内部の人達も自分達の経営状況を把握するために財務会計が必要です。なお、財務諸表と決算書は同じ意味で、財……
会計決算日経営財務財務会計
そもそも「決算」とは何なのでしょうか?会社は、倒産しない限り、ずっと続くはずです。これを「継続企業の前提」といいます。難しい言葉はさておき、会社は半永久的に続くと考えられるわけです。 では、”会社の儲け”や”会社の財産と借金”をどのように表すか。これが問題となります。会社が半永久的に続くということは、いつからいつまでの会社の状況をあらわせばよいかわからないのです。 そこで、人工的……
会計回転率経営財務財務の経営分析
損益計算書では会社の儲けを示す利益がポイントとなっており、利益は「大きいほど良い」ということは間違いないところです。 一方、貸借対照表のうち資産は利益と同じように大きいほど良いといえるでしょうか? 答えは、否です。大きくなれば良い、というものではありません。資産で重要なのは、”資産が効率的に使われているか”なのです。 そして、これを表す指標が”回転率”です。基本的に、回転率は高……